「ありさ~ご飯よ」

いつもと変わらない朝
お母さんの声で起きて
昨日のが夢なんじゃないかと思ってしまう…
学校…行きたくないな
でも、行かなきゃ…心配かけちゃうみんなに

「ありさおはよう」

「おはよ…」

「パパ、起こして来るわね」

「パパーほらっ起きなさい!遅刻しますよ」

隣の部屋からお父さんが起きてきた

「んーあっ、ありさおはよう」

「おはよ…」

「ありさ、ご飯食べ終わったら話があるから」

「うん」

「ささっ食べてね」

「「いただきます」」



「「ごちそうさま」」


「ありさ、ごめんな…」

「えっ?」

「ありさがそんな病気になるなんて…」

あまりにも悲しそうな表情で言うものだから私は

「あはは、ほんとだよね笑っちゃうよね」

「ありさ…」

「でも、仕方ないよね、あっお父さん、お母さん学校には言わないでほしいの」

「でも…」

「お母さんお願い、学校のみんなに言って気を使われるのは嫌だから」

「わかった」

「ありがとう、じゃあ学校に行ってくるね」