「そして向き合うためにはこれからの病状を知っていかなくてはなりません」

「む、む…りだよ…」

「ありさっ」

「無理だよっっ!!そんなすぐあなたは病気です、死にますって言われてはい、わかりましたなんて言えるわけないでしょっ」

「ウソだよ…あたしが病気なんて…う、そ…だよ…うっ…くっウソって言ってよ…だれかぁウソだってウソだって言ってよズっくっ…」

それから私はしばらく方針状態で話なんかまともに聞いてられなかった

「ありさ!ありさは大丈夫よ」

何時間だったかわからない、でもお母さんは私にそういった

「えっ…?」

「ウフフ、あなたは平気よ簡単には死んだりしないわ」

そういって私の手を自分の手で包み込んでくれた

「これはおまじないよ」

「おまじ…ない?」

「そう、おまじないこのぬくもりを覚えてる限りあなたは平気よ」