なんなのっ!
なんなのっ!
なんなのっ!
あーイライラする

「ねーねありさちゃん!」

ん?誰だよ?

「あーえっと…」

「えっ忘れちゃった?野々村叶多だよ」

「すいません!叶多さん」

「まあいいや!あのさこのあと俺と出掛けない?」

なんだこいつ、でもイライラしてるから男に奢らせて美味しいものいっぱい食べさせてもらおうかな?

「いいですよ!」

「マジで?やった」





「ついたよ!」

ついたのはカラオケで

「さっ入ろう!入ろう!」

と連れていかれた部屋に入ると…

「お待たせ!」

「遅いよ!叶多ー」

不細工な女が叶多さんに甘えた声で言った

「ごめんごめん」

私はイスに座って周りを見るとにそこには桜木柊がいた。

「こんにちは!ありさちゃんっ、この前ははビックリしたよあんな…」

「あー~ー柊さんちょっといいですか?」

私は柊さんを廊下に連れ出すと

「なんなんですか?あんなところで」

「何怒ってんの?俺は前にあったことを話そうとしただけじゃん!」

もうこのさいキャラなんてどうでもいい

「それが余計だっていってんじゃん!あんた気づいてるんでしょ」

「何が?」

「だから私が腹黒こと知ってるんでしょ」

「自分で言っちゃってるし」

「だから、ああいうみんなのいる前でいうなって言ってんの」

「おーこわっ、てかさ何であんな猫がぶりみたいなことしてんの?」

「そっそれは楽だからよ」

「楽?」

「そう、楽だから」

「ふーん、でもさー疲れない?それ」

「はぁ?疲れないし、素を出した方がもっと疲れるし…傷つくし…」

「ふーん、過去に訳ありか」

「何でこんなことあんたなんかに話してんの、あーもうっとにかくあの日のことは黙ってて」

「うーんたぶんね」

「たぶんって…ふざけんじゃないわよ!誰かにしゃべったら、そのときは覚えときなさい」

「へいへい」

「じゃあたし帰るから」

「はぁ?帰るの?」

「誰かさんのせいで遊ぶ気分じゃなくなりましたから、じゃ皆によろしくー」