~悠木~
ありさが最近病室に来ない
何でかと看護師さんに聞いたら仮退院したと
仮退院したと聞いた日俺の退院が決まった
多分また、一時的なものだと思う……
次の日退院し夜ありさにLINEをいれた
そして、言うのを忘れてたと言われ何か色々と安堵した。
多分この時にはありさの事は好きだったと思う
それから、普通に過ごしお祭りに誘われお祭りに行った
男女六人でお祭りを回った
そして、花火が始まる少し前に一人の女の子が走っていくのを見た
「ありさ?」
「どうしたの?悠木くん?」
名前も知らない子が腕に絡み付き甘えた声で聞いてきた
「何でもない……」
「そう?じゃ花火始まるから行こっ」
多分あれはありさだった
髪はいつも下ろしてて今はあげていた
間違えかもしれない
確信はないが追いかけていた
「ちょっ悠木くーーーん!どこいくの?花火始まっちゃうよ」
そんな言葉を無視してありさらしき人を追いかけていた
下駄だからよろけて、そしてぶつかりながらもありさらしき人は走っていた
「はあ、はあ、はあ、」
そして近くの芝生のある所へ座り込み息を切らしていた
そして近くへいくそれが、ありさだということを確信した
「ありさ?」
名前を呼ぶと聞こえてないのか息を切らしたまま下を向き泣いていた
ありさの目の前に立ちもう一度
「ありさ」
と言った
一瞬ビックっとし上を見た
「悠木くん?」
泣いて少しメイクが崩れ鼻が赤くなりひどい顔をしていた
そして俺は……
「悠木くん!?」
ありさを抱きしてめていた