青木が自分を好き。

小3だった私は、まだその意味をよく理解していなかった。
しかし、小学校最後の学年である6年生の時に、嫌でも思い知らされる事になるとは思ってもいなかった…。

4年生にあがっても青木の話はあまり頭の中にはなかった。

ただし5年生になった時。
『青木が春を好き。』
という噂が他のクラスにまで広まった。
恋愛に興味が無かった私は噂の事を全く気にしていなかった。
青木も普通に接してくるから、それでいいと思ってた。

だけど、そんな私が少し青木を警戒するようになった出来事が起こった。