いつもと変わらない通学路をただひたすら歩く。


どうせ、今日も何も変わらない。


校門をくぐって、下駄箱に行って、その蓋を開けたら。


ほら、何も変わらない。


たくさんの画鋲と死ねと書かれた紙。


占いはどうせ占い。


期待なんてさせないでよ。




「あら、今日も来たの?」



先生にばれない程度の化粧をする女共の群れ。


それを無視して隣を通り過ぎようとするけど、


「待ちなさい」


捕まって無理矢理屋上に連れて行かれる。


何も、何も変わらない日常…