美術室で愛し合ってから一週間が経って、アタシとカズくんはまた前みたいに仲良くなった。
みんなにも祝福されて、アタシたちは幸せの絶頂だった。
美和ちゃんはアタシたちのラブラブぶりを見て、いつも羨ましがっていた。
美和ちゃん曰く、直紀くんとの間に全然緊張感がないらしい。
だからアタシたちが初々しいラブラブカップルでましいんだって。
アタシは逆に美和ちゃんたちみたいなカップルになりたいって思うけどな…
今日も学校帰り、そんな美和ちゃんの愚痴を聞きながら駅までみんなで歩いていた。
でも、なんだかいつもと違う…
アタシはなんだか気分がすぐれなかった。
別に最近は男の人もそんなに怖くなくなったんだけど…
なんだか不快で仕方ない。
「なんでだよー!いいじゃん!緊張感がない方が!」
美和ちゃんに向かって大声で言うのは直紀くん。
「うーるーさーいー、ってゆーかさ、たまにはデートしたいっ!それなのに直紀は………じゃんっ!!ねぇ、弥生ちゃん、そーゆーのって男としてありえないよねー!?」
アタシは頭を抱えていて、美和ちゃんの呼びかけに気が付かなかった。
「弥生ちゃん?」
美和ちゃんに再度呼ばれてアタシは顔を上げた。
「へ?どーしたの?」
アタシは事態が把握できず、首をかしげた。
「ってゆーか、今日なんか弥生の顔色悪くね?」
カズくんがそう言うと、みんなはアタシの顔を覗き込む。
みんなに見られると少し恥ずかしくなって、アタシはうつむいて話した。
「うん、ちょっと気分が悪くてさ…風邪かな?今日はゆっくり休まなきゃね!」
アタシは元気良く言って顔を上げた。
「そっかあ…よし、オレが弥生に風邪薬を買ってやろう!!」
直紀くんがふざけて言うと、美和ちゃんが直紀くんにヘッドロックを仕掛けた。
「お前はホントにっ!アタシが風邪ひいても買ってくれないくせにーっ!」
そんな風にふざけ合う二人を見て、やっぱりアタシは美和ちゃんと直紀くんのカップルに憧れるなーなんて思ったけど、吐き気でそれどころじゃなくなってしまった。
みんなにも祝福されて、アタシたちは幸せの絶頂だった。
美和ちゃんはアタシたちのラブラブぶりを見て、いつも羨ましがっていた。
美和ちゃん曰く、直紀くんとの間に全然緊張感がないらしい。
だからアタシたちが初々しいラブラブカップルでましいんだって。
アタシは逆に美和ちゃんたちみたいなカップルになりたいって思うけどな…
今日も学校帰り、そんな美和ちゃんの愚痴を聞きながら駅までみんなで歩いていた。
でも、なんだかいつもと違う…
アタシはなんだか気分がすぐれなかった。
別に最近は男の人もそんなに怖くなくなったんだけど…
なんだか不快で仕方ない。
「なんでだよー!いいじゃん!緊張感がない方が!」
美和ちゃんに向かって大声で言うのは直紀くん。
「うーるーさーいー、ってゆーかさ、たまにはデートしたいっ!それなのに直紀は………じゃんっ!!ねぇ、弥生ちゃん、そーゆーのって男としてありえないよねー!?」
アタシは頭を抱えていて、美和ちゃんの呼びかけに気が付かなかった。
「弥生ちゃん?」
美和ちゃんに再度呼ばれてアタシは顔を上げた。
「へ?どーしたの?」
アタシは事態が把握できず、首をかしげた。
「ってゆーか、今日なんか弥生の顔色悪くね?」
カズくんがそう言うと、みんなはアタシの顔を覗き込む。
みんなに見られると少し恥ずかしくなって、アタシはうつむいて話した。
「うん、ちょっと気分が悪くてさ…風邪かな?今日はゆっくり休まなきゃね!」
アタシは元気良く言って顔を上げた。
「そっかあ…よし、オレが弥生に風邪薬を買ってやろう!!」
直紀くんがふざけて言うと、美和ちゃんが直紀くんにヘッドロックを仕掛けた。
「お前はホントにっ!アタシが風邪ひいても買ってくれないくせにーっ!」
そんな風にふざけ合う二人を見て、やっぱりアタシは美和ちゃんと直紀くんのカップルに憧れるなーなんて思ったけど、吐き気でそれどころじゃなくなってしまった。