私は風呂から上がり、急いで服に着替える。
悠ちゃんのところは乾燥機があるみたいで、自分が着ていた服はもう乾いていた。
私、どれだけ入っていたんだろう…
ずっと考え事していたから…
悠ちゃん、大丈夫かな…?
私は悠ちゃんを探しに最初はリビングの方へ向かった。
そこには真理子さんが夕飯の準備をしていた。
「あら?美遥ちゃん、もう上がってきたの?」
「あ、はい!あの…ありがとうございました」
ぺこりと頭を下げてお礼を言うと、そんなにかしこまらなくてもいいのにと真理子さんは言う。
「悠斗は二階の自分の部屋にいるわよ。悠斗がお風呂から上がってきたら、一緒にご飯食べましょう」
「え…」
「今日は旦那が遅いから、私一人で食べるのも寂しいじゃない。せっかくなんだし」
ね?と言う真理子さんに私ははいと頷き、悠ちゃんがいる二階へ向かった。