「先にお風呂借ります!」
もちろん、一人で先に入る方を選択する。
悠ちゃんがよーんと数えた時に、私はそう言って逃げるようにバスルームへ駆け込んだ。
うう…っ
悠ちゃんって…あんな意地悪を言う人だった?
説教は何回か受けたけど…
お湯に浸かってる時、ふと思った。
もしかして…これが付き合うってこと?
今までは幼馴染としての関係だったから、悠ちゃんの優しさと厳しさしか見ていなくて…
だけど、これからは色んな悠ちゃんが見れちゃうってことかな?
一人でそう考えていると嬉しい反面何だか恥ずかしくなり、自分の顔にお湯をかける。