「そしたら美遥も俺も、早く風呂に入れるわけだし」
「え、ちょ…っ、待って!」
無理無理無理!
そんなの恥ずかしいし、もう小学生じゃないんだから!
「どうして?美遥がさっさと入らないからでしょ?」
まるで私が悪いというように言う悠ちゃん。
なんで!?
普通悠ちゃんが先でしょ!?
「あのね、ゆうちゃ…」
「じゃ、あと5秒で決めて。先に入るか、俺と一緒に入るか。因みに時間切れは強制的に俺と一緒に入るってことで」
「え!?」
その時は担いで連れて行くと、悠ちゃんはいーちと数え始めた。
そして、にー、さーんと楽しそうに悠ちゃんが数えていくけど…
そんなの…もう答えは決まっている。