…どっちかというと、最低なのは私。




悠ちゃんのことが忘れられなくて、浩太さんのことを好きになることなんて、なかった。




今日だって…前から約束していた浩太さんじゃなく、突然にやってきた悠ちゃんを選んだんだもん。




だから…最低なのは私。





「そろそろ帰ろうか」




悠ちゃんはそう言って、浜辺に戻る為私に背を向けた。




そう…これでいいんだ。



これで…本当に悠ちゃんとバイバイなんだ。



最後の…一日。