神は私に四つの神器を託して
心の清い者に渡せと言った。
いつか使う時が来るかもしれないと。

そして、その神器が必要ない世界に
近づいたら、神の器に神器を収めよ。
それが最近見た夢。

刀を夫に、お面と鏡は孤児の姉弟に、
そして鈴は私が姫巫女をやっていた時、
友達だった狐の獣人に託し、
一つの使命は終えた。

お腹の子も大きくなり、
臨月に近づくと
私は今までの中で一番最悪な夢(みらい)を見た。