村人達の体型は元から細過ぎる人もいれば魔法により体型を変えていたとか。
ちなみに、反族ってのは嘘で証拠として貴族の証である書状を見せてくれた。
手を振りながら見送っている村人、山賊達を背にあたし達は森の中に足を踏み入れた。
しばらく経って見えなくなった後、人型から元の羽の生えた精霊達に戻り今魔法書の中で眠っている。
そんな中あたしは無言で一人ある事を考えていた。
黒いローブの男……、
そいつが七つの大罪に関連しているハズだ。
だが、今の所手掛かりが一つも見つからない。
「……情報提供者がいればなぁ」
思い当たる人材はいるが、相手の都合による。
「しょうがない一人で調べますか」
溜め息をつき、蒼空を仰いだ。
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