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「……――どういう事か説明していただきましょうか!」


場所は村長が住んでいる"はず"の家。


あたしと人型の精霊達の向かいにはあの大男(名はイバル)と女性が二人。


周りには顔面蒼白の山賊達が。


「この依頼書の内容は全て嘘だなんて…なんでこんな事したんですか!」


バンッと丸テーブルの上を叩き、ビクリと肩を震わせる周り一同。


「レイ、落ち着こうよ! ね?」


「そうですわっ! 何か理由があるかもしれませんわっ!」


フレイムとアクアに宥められあたしは席に着く。


「……事情説明していただけませんか?」


それに答えてくれたのが大男の隣に座っている女性。


「……実はこの村は我が山賊達と村人達が共存して生活しているんです。 ご存知なかったですか?」


「あたし、この国に来たばっかだから…」


「そうですか……」


その後の話は次の通りだ。