「年に一度の特別な日。 四国の姫がやる事よ」


「そうか。 もうすぐ、なのか」


セントラル・ルインス。


忘れられない出来事がそこで起きた。


「レミリアは大丈夫。 あたしは信じているから」


繋いだ手に力が入ってきた。


「実は催しがよく見える場所を見つけたの。 そこにソフィも招待しようと思っている」


「……俺も出来る限りの事はするよ」


レイばっかに苦労はさせられない。


なんたって、男だし。


女にはいい所を見せたいだろ?


「あ、ありがとう、リュウキ!」


顔を赤らめながら言うレイを可愛いと思ってしまったのは内緒にしておこう、と思った。