小屋に着いてすぐにレイとニーナが経由を話していく
実技と称して多人数から水をかけられていた事。
レイが追い払ったが、その時にソフィが言っていた言葉。
一言一句を正確に述べていく。
「人より魔力が少ないからあれは当然だって…それで納得できるわけないのに」
ベッドに腰かけたレイの表情が歪む。
「少しずつだって言ったけどあの後、あたしはああ言ってよかったのかわからなくなった」
「……レイちゃん」
ニーナがそっと後ろから肩を掴んだ。
「ソフィが、以前のレミリアと重なった」
レミリア様。
レイの従姉妹でイースター国の姫。
少ない魔力と比較されて育った事が原因で闇を宿してしまい、世界を終わらせようとした。
首謀者がいたが、レミリア様は己を責めてしまっていた。
「以前より魔力が上がって数は限るけど、強力な魔法が使えるようになったんだ」
前にレイが嬉しそうに言っていた。