「……わかったわ」


「よしっ!」


頷いたのを見て手を離した。


「あたし、行くね。 遅れたらしゃれにならないもの」


マリーヌは背を向けて歩き出し、ダァチは一礼してから後に続いた。


しばらくして、対面式が開催した。


『改めまして、新入生の皆さん入学おめでとうございます。


慣れない環境に落ち着かないかも知れませんが、上級生との触れ合いを兼ねて今後の学園生活を過ごして欲しいです。


なお、挨拶が終わり次第に音楽を演奏を開始しますのどパートナーと踊って下さい。


誘いきれなかったり、まだだったりの人はチャンスはあるので諦めないで下さい。


以上で挨拶は終わりにしたいと思います。


ノースト国、第一姫、マリーヌ・ノースト』


高台からの挨拶。


マリーヌが頭を下げるとあちこちから拍手が鳴り響いた。


姿が見えなくなると生徒達は次の行動に移った。