「レイちゃん、その格好はどうしたの?」
ニーナがレイに近づいた。
「あぁ、あたしもこの学園の生徒だから残りの生活はコレで過ごそうかと…思ったんだけど」
周りを見て、
「皆物珍しそうに見てくるんだよね。 ……似合ってないのかな?」
「ううん、スッゴい似合っているよ! ねっ?」
ニーナがレイの掴んでこちらを見た。
「ミス・レイ、似合っているよ」
「違和感ない」
「だから、安心しろ!」
と、すぐに答えた。
「そう、なら良かった」
安心そうに胸に手を当てて、息を吐いた。
「それより、レイは今までどこに行ってたんだ?」
ロイドの言葉にニーナはハッとし、さらに詰め寄る。
「あぁ、早朝に実家から荷物が届いたの。 次にオスマンの所に寄って徒歩で教室に向かう途中で新入生が道に迷ってたから案内してた」
要するに他の場所に立ち寄っていたのか。