「い、今の何?」
「一瞬で消えましたわ」
フレイムとアクアは呆然としている。
「でもー、いつか会えそうねー」
アースは楽しそうに言う。
「レーちゃん、今の誰ぇ?」
フワァと欠伸をしながら聞いてくる。
寝ていたから聞いてなかったのね。
「友達。 それ以上でも以下でもない!」
――パンッ
この話は終了の意味を込めて手を叩いた。
「野宿は止めた! 夜通しでイースター国まで歩こう!」
「えぇ!? ど、どれ位、あ、ると、お、思ってんの?」
「そんなの気にしなーい!」
「「「「気にするわっ!」」」」
「アハハッ!」
精霊達にとやかく言われながらも、あたしは歩き出す。
夕日があたし達を見送るようにゆっくりと沈んでいった。
*****
END.