「レミリア!!」
あたしはレミリアを抱き締めた。
――ガシャン
「い゙っ!」
頭に鈍痛が響く。
`……´
急に静まり返るステージの外。
「なん、で?」
レミリアが目に涙を浮かべながらすがりついてくる。
「前に言ったじゃん。 レミリアを守っ……」
――ピッ…ビリッ
「……ると」
`キャアアアアッ!!´
「……!!?」
突然あたしが着ていたドレス、下着もろともビリビリに破れた。
ヒールとネックレス以外を残し後は全面にさらしている状態となっている。
お偉いさんの奥様方や令嬢が悲鳴を上げ、周りは騒然となった。
「こりゃ、参ったな」
リュウキ達もいるんだ。
とりあえず溜め息を一つつき、レミリアからマイクをとる。
『……風魔法を放った奴、速やかにステージにあがるように』
言うと同時にクルリと向きを変えた。