「……ありがとう」
この言葉を最後にギレルの身体は砂になった。
ギレルの身体の心臓部分だったところに青い宝石が転がっている。
それに手を伸ばし掴んだ。
一息するのも束の間、
――ドクンッ
「!? ……ゴボッ」
口から大量の血を吐き出してしまった。
――ドクンッドクンッ
「……っ」
心臓の鼓動がやけに速い。
手がふるえる。
息が上手く…できない。
――ドサッ
`レイッ!!´
複数の足音が近付いてくる。
ここからは皆の声が聞こえてきたけどあたしには耳には届かなくなってきた。
誰かに青い宝石を渡した。
「……レミリアに、お願い」
誰かの分かったという言葉は聞こえてきた。
……あたしの役目は終わったかな?
ゆっくりと目を閉じ、そのまま意識を失った。
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