視界の先にはマリーヌを担いで歩いてくる……。


「リュウキも来たんだ」


あたしがそう言うとムッと眉を寄せ、


「俺がここに来たときはレイが何かに呑み込まれた所だったぞ。 ま、レイがこんな様子だと心配は不要だったな」


「……なによそれ」


「で、終わったのか?」


「まだまだ……来るよ」


`!!´


黒い空間が形を変えて七つの形ができあがった。


あんなダメージを受けたんだ何もできはしない。


「あたしが一気にしめる。 皆は下がってて。 精霊達、スタンバイ!」


精霊達は頷き上空と飛んでいった。


‘ナニヲッスルカッ!!’


あたしはニヤリと口角を上げて人差し指でクルリと円を描く。


光の球が七つの大罪を全て覆った。


「アンタらには消えて貰うよ。 二度とこの地に踏み入れないようにな」


球がら五星亡が浮かび上がり、照らし始めた。