「ん? そう言えば、お主見た事のある顔じゃな」


サラサ、いや初代精霊妃はダァチの顔をジロジロ見ている。


ダァチは精霊妃を見て、一言。


「お久しぶりです。 精霊妃様」


精霊妃は頷き、


「うむ…久しいのぅ、"アレン"。 それが今のお主か?」


「どうやらその様ですね」


……一体何の会話をしているの?


"アレン"?


「??」


「ノーストの娘は混乱しておるのぅ」


「ま、当然ですよ」


爽やかに笑う…ダァチ(?)


「説明はひとまず後にしますよ。 ……レイッ!」


ダァチ(?)がレイの方を見て叫んだ。








「……'我が名はレイリア・イースター。 今ここにセントラルの神よ姿を表したまえ!'」


バッと片手を蒼空に向けてあげた瞬間、辺りを照らし始める眩しい光。


そしてレイの足元に現れた比べものにならないくらい大きな魔法陣。