「……なんじゃ、わらわに攻撃を防げと何様じゃ、イースターの娘」
すぐに一変し、長髪を書き上げ忌々しげにレイを睨んでいる。
「「……」」
「ノーストの娘、さっさと寝ている娘を助けんか!」
「は、はいっ!!」
やっぱり人格変わった!
サラサのもう一つの人格、決まって両方のリングを外したときだ。
しかも確率は半々。
そして他人格の時は名前を呼ばず、"~の娘"と呼ぶ事になっている。
「鉤爪の少年はさっさとこっちこないか!」
「……」
ソールは顔をしかめた。
「アハハッ、なんか楽しい事になってるね」
笑い声を上げている黒ローブに焔がぶつかる。
「その口を今すぐ塞いでやろうか?」
サラサの他人格はかなり短気。
けど、今ので隙をつくった。
「'森よ……'」
カードからは蔓が伸び数キロ離れたレミリアに絡みつく。
すぐに引き寄せた。