「世界が…滅ぶ?」
ポツリと呟いた。
「そうだよ! 四の霊獣が一斉に天に放たれなかった…意味はわかるよね?」
黒ローブはペンダントの金具から宝石を外す。
――ゴクンッ
「「「「「!!?」」」」」
宝石をそのまま飲み込んだ。
唖然として見ていたあたしらを一瞥し、
「レイリアが来る前にここを終わらせようか!」
黒ローブは手を下から上にと動かす。
――ゴゴゴゴゴッ!
地響きと共に、積み立てられていた岩が浮かぶ。
「……岩に潰されて死ぬか、オレに殺されるか…好きな方を選ばせてあげる」
――ズシーンッ
***