「……で、わかったが何やるんだ?」
「ファイア・トルネード」
一言言い、俺に杖を突きつける。
「タッ、タイミングは?」
「俺とリュウキが唱え始めたと同時に」
「よっしゃ、燃やすよ~」
ウェンディとフレイムは準備万端のようで、
俺のいない間にいつの間に話を進めてたんだ。
そこで、気付いた。
ロイドが茂みから顔を出している事に。
「ロイド! 座れ、気づかれ「もう気付かれた」」
ワァアアッと周りかの衛兵の声が聞こえてくる。
「ロイド君! 何やってんの!?」
「そうだよ! あぁ、集まってきてる」
ナルシストとニーナは顔を真っ青にしオロオロし始めた。
「落ち着け。 捕まりたくなければ…リュウキ」
ロイドは平静のまま俺を見たままだ。
「わかったよ! やればいいんだろっ!?」
まさかこのためにワザと見つかったのか?