「レイねぇにも見せに行くー!」
「「!」」
ジュリアの言葉にあたしとダァチは固まった。
「そうね、私も会いたいわ。 どこにいるのかしら?」
「あ、え……」
もしかして知らないの?
「サ、サラサとジュリアはさレイからの手紙を見てから来たんでしょ? なんて、書いてあったの?」
「それは、レミリアちゃんの事が書いてあったのと、マリーヌがこの宿に泊まっているって事ね」
「ジュリアのもだよ! 後、ダァにぃがプレゼント用意してるって」
「……」
チラリとダァチを見るとなぜか目をそらされた。
「マリねぇ! レイねぇは?」
「レ、レイは急用ができて"当日"まで会えないわね……」
まさか捕まっているとは言えない。
「えー…」
ジュリアは残念そうな表情を浮かべる。
「……マリーヌ」
ジーとソールが疑っているようで目を細めていた。