サラサ・サウストは精霊王と人間のハーフ。
火の霊力を扱うのだが力が制御仕切れないほど強いため両手には金のリングをつけている。
背はレイよりも5センチ高い。
銀髪の少年はソール、長めで前髪を真ん中から分けている。
背はあたしよりも小さく、細い。
そんな彼はサラサの使用人券専属護衛。
歳はサラサが姫の中では最年長の19歳、ソールが16歳。
「ジュリアはまだ来てないのかしら?」
サラサはキョロキョロと辺りを見回しながら聞いてきた。
ジュリア・ザウェスト、白髪のショートの癖っ毛。
年齢は10歳というここでは史上最年少。
生粋の元気っ子で信頼できる人には"~ねぇ""~にぃ"と必ず後ろにつける。
ねぇ様、にぃ様を短くしたのだと思う。
「……ジュリアはダァチが迎えに行ったわ」
サラサの正面に向かって答えた。
サラサは納得したような表情を浮かべる。