答えよりも早く"意識"が"本体"に引き戻されあたしは目を覚ました。


「……はっ」


ドッドッドッと心臓の鼓動が早い。


「はぁはぁ…」


薄暗い部屋、鉄格子、繋がれている手錠。


牢屋だとすぐに理解し、あたりを見回す。


どうやらあたし以外にも牢屋に入れられているようだ。


鉄格子に遮られ向かい側に座ってうずくまっている人達。


ぱっと見て十三人。


向かい側の牢屋に入っている人達を見てあたしは目を疑った。








「なんで、あなた方がここに入れられてんの?」




*****