「滅ぶってなんでっ!?」
あたしはノルンに詰め寄った。
[俺、星の寿命を読み取ったんだ。 あと数日も経たないうちに闇が覆っていくの。 ゆっくりではなく有り得ないスピードでね]
あたしをなだめようとしているのか両手を前に出しヒラヒラさせる。
[恐らく"千年の儀"が失敗するんだろうね。 ギレルってヤツがレミリアってコに何かするらしい]
「やっぱりペンダント?」
[さぁーね? ソコまでは言えません]
「……」
ギリッ両手を組んで握りしめる。
[……でも、レイとその仲間達が運命を変えることができれば…この星の寿命を伸ばすことができると思う]
「!」
あたしを見てニッコリと笑い、
「俺は星の事情に首だしする事は禁じられてるからさ、レイが先頭で世界を救うために頑張って」
ノルンは自身の両手を向かい合わせにすると目を閉じる。
そしてボソリと何かを唱えた。