ははっと一人空笑いをしていると、


「ところでロイドがここに来るなんて何かあったわけ?」


リュウキの質問に一言「ある」と答え、


「レイ、お前に…勝負を申し込みに来た」


「……え?」


こんな事ってあるんだ。


「お前、マジかよ!?」


リュウキは驚いたのかまた叫んだ。


そして周りから視線を集め赤面している。


「実はあたしもさ魔力40万の人と戦いたいな~と思ったんだ」


あたしの言葉に教室内が騒ぎ始めた。


「時間は?」


「今すぐ」


「……場所は?」


「ここらは離れた場所に学園用の闘技場がある」


そう言うやロイドはフッと笑った。


「了解。 案内よろしく」


「あぁ」


この会話により教室内にいたほとんどの人達がいなくなっていた。


それを知る知らずかあたしとロイドはしばらく見合った後歩き出す。


その間一切会話は一つも無かった。


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