周りの視線に慌てだし、


「やましい意味はないよ!? ただ、レイの肌出しすぎだから少しでも減らせばレイも動けるんじゃないかな…と」


ダァチさんはチラリと後ろを見る。


「……ダァチ、女心分かってるー」


「さすがダァチ様ぁ、それがあったぁ」


レイの褒め言葉とクリルの言葉が重なった。


「……だから、ね?」


「うん。 今日だけはこの格好で動こう」


レイとクリルがガシッと手を繋いだ。


「やっと終わったか」


ロイドが呆れた四つに服に顔をうずめる。


「ロイドの服って、変わってるな?」


「ふふぅ! それ、クリルの好みなのぉ!!」


顔を赤らめてロイドの腕にすり寄った。


「ロイド様ぁ、クリルと一緒にいかがぁ?」

「断る」


「そんな冷たい所も素敵ぃ!」


「……」


ハァハァと荒い息つがいをしているクリルを見てロイドは引いていた。