「み、短すぎるでしょ。 見えたらどうすんのよ」


「……レイちゃんのスカート姿始めて見たかも」


「ずっとズボンだったものね」


ニーナとマリーヌがじーっとレイを見ている。


「物珍しそうに見ないでっ!!」


レイが逃げ出し、ダァチさんの背に回り隠れた。


「……レイも女なんだな」


「恥ずかしがらないでも良いのに、似合ってるんだから…ねぇ?」


「二人はなぜ俺を見て言うんだ」


ロイドもナルシストも意味ありげな目で見てくる。


「もぉー、さっさと諦めて案内してよぉ」


クリルがレイに近づく。


「い、嫌だっ! せめて他の服に着替えさせてっ」


「いやよぉ」


「なんでっ!?」


そこからダァチさんを挟んでの言い合いが始まった。


「……だったらブーツ履けばいいんじゃないかな」


ダァチさんの言葉にクリルはハッとした顔になる。