「……レミリア」


耳元で低く甘い声を発し、ワタシの身体を疼かせる。


「……ぁ、んんっ」


あの方の手がワタシのドレスの下の素肌に触れ動かしながら深い口付けを交わし……








……一通りの行為を終えた後、あの方は黒いローブを羽織り、ワタシの隣で横になった。


あの方の手がワタシの頬に触れる。


冷たい手が火照った顔にはちょうどいい。


「レミリア、好きだよ」


あの方はそう言って角度を変えながら口付けていった。









ワタシにはあの方しかいない。


今までワタシが好きになった人は、皆レイリア…レイを好きになっていった。


でも、あの方だけはワタシを好きだと言ってくれた。


この時間をずっと続けたい。


だから、ワタシはあの方の言う事に従うのよ。


あんな惨事を二度と見たくはないから。




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