「なぁ、一つ聞くがレイから見て以前のレミリア様はどうなんだ?」


レイをなだめながら聞いてみた。


「前に言ったじゃん、性格は正反対だって。 内向的だけど優しくて、誰も見ていない所で頑張っていた。 それに、人を殴るなんてできる子じゃなかったのに…」


鼻をすする音が聞こえた。


ショックだったんだろうな。


久々の再開で自分を偽るしかなくて、レイが怒ってしまう程の事をしたんだ。


「……でも」


頭をあげたときには何かを決めた顔になっていて、


「何かあったのか機会が訪れたら聞こうと思う。 レイリアとして」


ニカッと笑い、マリーヌに促す。


「以上で終わりにするけど、リュウキは何か言いたいことがある?」


「言いたいこと…あるはあるんだが」


「どんな小さな事だって重要かもしれないんだから、言ったら?」


「わかった」


レイに頷き席を立った。