「はいっ、お待たせ」


ちょうど、ダァチさんがティーカップ俺の前と隣に置いた。


「熱いうちにどうぞ」


「は、はいっ」


紅茶の一口飲む。


「!」


あまりの美味さに言葉を失った。


「……口に合わなかったかな?」


「いいえっ、こんな美味いの初めて飲みましたっ!」


慌てて弁解する。


「大げさだよ。 いつも姫に淹れているから…口に合ってよかった」


嬉しそうにニコニコ笑い、向かいのチェアに座る。


「……リュウキ君、明日はレミリア様と初のご対面だね」


「……ん、あ、そうですね」


ティーカップから口を離し答える。


明日は午前中は謁見の場でレミリア様とご対面。


午後を通り越し、ディナー時はレミリア様とマリーヌが食事会。


午前中はレイをロイドと俺の三人だけ。


正直言って、緊張しまくっている。


紅茶飲んで少しは落ち着いた。