「「……え?」」


突然の事態にニーナちゃんとアクアは目をパチクリさせる。


「な、なに……?」


ウェンディが首を傾げ窓の外を見た瞬間、


――バンッ


手が外から窓を叩いた。


すぐに男の顔が窓に張り付き、ニタリと笑う。


「いやぁ!」


「っ!?」


「何ですのっ!?」


三人はその場から離れようと、反対側のドアを開けようとしたが、


「……囲まれてますわ」


アクアが窓の外を見てガクガクと震えた。


男達は中の様子を見てニヤニヤしていた。


「リーダー、ここ女ばっかりですよ?」


「しかもいい女じゃねぇか」


「すぐにどこかに売りましょうや」


「その前に感度ってのも知るために……なぁ?」


ゲラゲラと気味の悪い笑い声をあげていた。


「……気持ち悪っ」


目を覚ましたフレイムが眉を寄せ、手を前に出し、「'火よ……'」と唱えた。