「あたしの特性をレミリアが知るはず無いでしょ。 "魔法書使わなくとも霊力を使える"って事をね」
魔法を使うためにはそれなりの魔力が必要で、消費するのは精神力。
霊力も同様。
それが尽きれば気を失ってしまう。
「レミリアを前に魔法書を手にして現れるってのはどうかと思うし、かといって特性を見せるわけには行かないし。
だから、学年トップとNo.2のロイドとリュウキにはあたしの側近役をニーナとナルシスにはマリーヌの付き人をして欲しい。 無理にとは言わない…断ってもいいんだよ?」
少しの間が空き、
「断る理由なんてない」
「そうだぞ。 レイを守ってやる!」
ロイドとリュウキは協力してもらえることとなった。
守るって言葉なんか恥ずかしいな。
「……レイちゃん、付き人って何をすればいいの?」
「護衛ってわけではないんだね?」
そうだけど……。