「……みんなと出会ってあたし…もう一度人を信じようと思ったんだ…」
みんなといる時間が楽しかったから。
「俺は、レイを裏切るなんて絶対しない」
リュウキが断言し、手を差し出した。
「……レイちゃん、私頼りないと思うけどレイちゃんを支えたい!」
「僕もさ!」
ニーナ、ナルシス、
「……だから俺らを信じろ。 無理にとは言わない」
ロイドはあたしを見て小さく笑う。
「――……っ…うわああああっ!」
あたしは幼い子どものように泣きじゃくった。
もうすぐ17になるのにみっともないと思われそうなほど大声を上げて、泣いた。
それでも、みんなが側にいてくれた事安心しつつも泣き続けた。
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