そこから出会った精霊達、案内されてアレンさんから新たな力を貰った。
……って事は?
「……っ」
あたし、違う意味で理解していたんだ。
「「「「……レイ(ちゃん)!!」」」」
頭を上げると四人が立っていた。
「……ごめんなさい! あたし、裏切られるのが怖いの! 五年間も信じては裏切る、何回も繰り返してっ! 人が信じられなくなりそうだったっ……!!」
そんな思いで数少ない友人がいるノースト国に来たとき、出会ったのがこの学園の学園長…オスマン。
オスマンに学園に来るように薦められ一次は断った。
いくら久々に会った知り合いの頼みでも断り通すつもりだったが、
『我が学園の生徒達は、レイ様の思うような心無い人達ではありませんよ。 きっとレイ様の疑心暗鬼を薄めることができます』
と言われ、あたしは承諾した。
これがなければ、あたしは人を信じられなくなり続けただろう。