「わかった。 リュウキ、ロイド、アクアの順に答えてくから! これ以上質問はない?」


一同は揃って頷いた。


「よしっ! まずはこの魔法書、これは国王陛下…祖父が使っていたのを受け継いだの。 実は魔法書使う前はみんなと同じ杖を使ってたんだけど…魔力のコントロールするため魔法書を使うことになったの」


「苦労したのか?」


「そりゃあもう。 初めは唱えたのなんかみんな戻ってきたもの……」


`!?´


あれはキツかったー。


自身の魔力の強さを理解したね。


「……もういい?」


「あ、あぁ」


「次はロイドね。 えーと、祖父には"お前の力で人を助けろ"とね。 "レイの力は強すぎるからもっと制御できるようにしろ"とも言われたわね」


あの事は忘れられない。


祖父…おじい様が頭を撫でてくれた時の手。


大きく、しわしわで……温かかった。