祖母「あんたさえいなければ、皇(コウ)が・・・。皇がこんな目に合うことはなかったのに!!」 皇と言うのは兄の名前だ。 そう言われて、私はその人に目を向けた。 そこにいたのは、母方の祖母だった。 その後ろには、祖父もいた。