そのレンの性格は、私が嫌いなタイプそのものだった。 「・・・うるさいな。あんたみたいな奴とこれ以上話したくないんだよ」 「はぁ!?」 ────どうして・・・・・・ 「メールでも送った通り、私はあんたに分かってもらおうなんて思ってないから。あの詞も好きなように解釈して、せいぜい嘘くさい顔で歌ってなよ」 ────どうしてこんなに腹が立つんだ。 「てっめぇー!!」