私はとにかく朝に弱い…。
だからいつも怒られる…。

「花音~早く起きなさい、遅刻よー。」
「んー。」

あー、まだ寝てたいのになぁ…。
なんて若干朝を恨んでいると…

「花音~拓斗くん行っちゃうわよ~。」

え!それはだめ!
「今行くー!」

私は西条花音。高校二年生。
とにかく朝に弱い…。

「おせーぞ、花音。
何分待たせる気だよ。」

こっちの少し機嫌が悪い男子は
木城拓斗。
同級生で私の自慢の彼氏なんだぁ。

「おい、さっさと行くぞ。」
「う、うん!」

ちょっと愛想悪いけどね…。

私と拓斗が出会ったのは中学のときだった。
二年生のとき、席が隣になってから
少しずつ話すようになっていって
そうしてると彼のいいところをたくさん
見つけて…
気づいたら好きだった。

でも告白できないまま中学を卒業して…
終わった…と思ったけど高校が一緒
だったから思いきって告白することに
したんだ。
今逃したら後悔する!って気がして…。

だからね、勇気をだして拓斗に言ったの

「私ね、ずっと拓斗のこと好きだったの!だから、私と付き合ってください!」

って
そしたら拓斗

「やだ。」
とか言うから私泣き出しちゃって…
そしたらね…

「冗談♪いいよ、今日からお前
俺の彼女な。」

って!もう嬉しくて嬉しくて舞い上がってたら、

「お前、ばかだろ。」
って言われてしまった…。

とまぁそんな感じで私と拓斗は恋人同士
になったんだぁ♪
…なんか私キモいな…。

とまぁそんな感じで
私の幸せな日々が始まったのだった。