空愛をみてみると「えーー……」と言う顔になっている。
先生はまた、笑いながら
「冗談、冗談。まぁ、くじ引きで
決めるから前になるかも知れないけどね。」
空愛は微妙な表情をうかべている。
私はただ
「あー、そうですか。」
と薄い反応。
「そうそう。もうそろそろ授業始まるよー!お二人さん席ついてー。」
「はぁーいっ」
と、私達は自分の席に座った。



―――キーンコーンカーンコーン。


長い長い授業が終わりやっと昼休み、
「はーい。皆!席替えをするよー」
先生の一言で教室は、騒がしくなった。
皆が、「やったー!やったー!」言っている。
その中でも空愛は、笑えるほどやけにテンションが高い。
「やったね!!みーこ!!!やっとだよっ、やっと……席替えだよーー♪」
「うんっ!嬉しい♪」
と、2人で飛び跳ねる。