「えーっと、これは……あった」

ここだ。よし、これを片付けたらもうこのいずらい空間から抜け出せる。
でも、どうしよう。棚が高すぎて手が届かない……

んっ……あっ、背伸びしたら届きそう。うーんっ……

うわっ?!

やばい。後ろに倒れる。

対処方よりも身を縮めて目を閉じる方が早かった。あたしの、バカー!

……ドンっ

痛い。……ん?痛くない。どうして?

あれ?身体に腕が

「いってぇー」

わわっ、結城 彼方の上に乗ってた!

ヤバイヤバイ……

退かなきゃ