「イヤイヤイヤイヤ!」
「なんで?」
「一人暮らしがしたかったのに!なんで、結城 彼方とルームシェアしなきゃなんないわけ?」
そうだそうだよ。
なんでこんな大っ嫌いな奴とルームシェアしなきゃなんないんだ!
「条件付きならいいでしょ?……まずは、僕のことフルネームで呼ばないとか」
条件付きなら……いいかも
好きな条件つけれるんだよね……
なら、
「条件付きならいいよ。あたしは、ひとつめにあたしに触らないで!ふたつめに、干渉とかしない!このふたつがあるならいいよ」
ふふん……これなら、いるもいないもの一緒だよね
あたし、ナイスアイディア!
結城 彼方は、ふふっと笑いながら
「いいよ。その条件ね……一緒に暮らすってことで。あと……」