「ふーん。じゃあ、陸は私のパンツ見てもムラムラしたりしないんだ?」


私は、少しだけ挑発的な目つきで陸を見つめ返した。


ソファーでくつろいでいた陸は、何食わぬ顔で飲みかけのコーヒーカップをテーブルの上に置くと、私の隣りにスルリと寝転んだ。


「すっごい、ムラムラする。」

「何それ?」


大きな手がそっと私の髪に触れ、優しく頭を撫でる。


「俺はさ、ななが大好きだから本当は何でもいいんだ。」


陸はそう言って、私の首筋に顔をうずめた。