宣言どおり、次の陸の休みの日には、私達は合わなかった。


その日陸は、デートではなく実家に帰っていた。
本気で疑っていた訳ではない。


一人時間を持て余した私もまた、他の誰かとデートすることはしなかった。


何となく時間を潰す為に街に出て、ブラブラと過ごす。
当てもない時間こそ長く感じてしまうからたちが悪い。


だからといって、友達に連絡するのは面倒臭い。
それこそ陸に殺され兼ねない。


そんな事を思うと、何だか可笑しくなった。