「……華恋ちゃん、好きだよ」 キスの合間に囁かれる愛の言葉。 「……私も」 息も絶え絶えの私はそう応えるのが精一杯で。 「好き……」 私たちは、離れていた一年の隙間を埋めるかのように、飽きるまでキスを交わし合った。 何度も何度も交わすキスは、二人の赤い糸。 何重にもきつく結んで、ほどけないようにキスを繰り返す。 「これからは、ずっと一緒だから」 きっと、二人の赤い糸は永遠にほどけることはないだろう。 【END】